今日の児童朝礼は5年生の連合音楽会で発表する合唱『with you smile』から始まりました。
一つ一つの言葉をていねいにお届けするところ、アルトとソプラノのかけあい、
ラストのwith you smileのハモリが聞いてほしいポイントだと紹介してくれました。
今日の校長先生のおはなしはワンガリ・マータイさんというノーベル平和賞をもつ方の紹介から始まりました。
この方は日本語の「もったいない」という言葉を、環境を守る世界共通語として広めてこられた方です。
そんな素晴らしい言葉を持つ日本なのに、食品ロスという問題がおこっていることについてお話ししました。
以下は朝礼で話した内容です。
「では、給食はどうでしょう。
ごはんや大おかず、小おかずの入れ物は毎日空っぽにして給食室に返しているでしょうか。
これはただ「もったいないから全部食べなさい」というお話ではありません。
給食の量というのは、実はきちんと計算されて配られています。
例えば低学年には一人当たり一食にこれだけの栄養が必要なので、これだけの量を配ろうと計算されて配られているのです。
たとえばご飯。
低学年は154g、中学年は176g、高学年は198gで計算されています。
食べ残しがあるということは、一人が一食につき必要と思われる栄養がとれていないということになるのです。
給食の時間、教室に行って、クラスによっては、ごはんや大おかずが大量に残っている様子を見ると、「ちゃんと栄養がとれているのだろうか」「お昼からがんばれるのだろうか」「おうちに帰っておやつを食べすぎたりしないだろうか」と心配になります。
もちろん、同じ学年でも、体の大きな子もいれば小さな子もいます。
よく食べる子もいればあまり食べられない人もいます。
「5・6年生は全員198g食べろ」とは言いません。
でも時間があれば食べられるのかもしれない。
集中して食べれば食べられるのかもしれない。
がんばればもう少し食べられるのかもしれない。
そこで、校長先生から皆さんにお願いです。
給食の時間はテキパキと準備をして少しでも早く「いただきます」をしてください。
「食べる時間が短くて食べきれなかった!」ということのないようにがんばってください。
給食中はマスクを外しているのでおしゃべりはしていないですよね。
だまってしっかり食べることに集中してください。
もちろん、ごはんも大おかずも小おかずの入れ物は、基本的には空っぽにして返すようにみんなで力を合わせてがんばってください。
そうすれば、食べ残しという「もったいない」がなくなり、一人ひとりに必要な栄養も行き届くことになるでしょう。
食事は、みなさんの健康を支えるとても大切なものです。
しっかり食べて、健康な体を作っていってほしいと願います。」