「きみに」
きみに はじめて
手紙を書いた
そしてすぐに
読んでみたんだ
青い空を
吹いていた風や
しずかな波の音や
かすかな鳥の声が
文字と
文字のあいだに
聞こえた気がした
だから
きみの新しい住所と
名前を きとんと
書こうと思った
この町の雲や
星や 道や 朝を
紙のうえにのせるようにして
四つに折って
大切に
封筒にいれて
どきどきしている
この心も
送ります
4年生の国語の教科書にある詩です。
ていねいに視写していました。
手紙や葉書に一文字ずつ気持ちをのせて書くことで
相手に伝わる気持ちや改めて気づく自分の思いもあるのではないでしょうか。
コミュニケーションのためにたくさんの選択肢がある現在ですが、
一枚の便せんや一枚のはがきでつながる心と心も大切にしたいと感じました。